自民党の代表である総裁を決めるための「総裁選挙」について、よくあるご質問をQ&A方式にてまとめました。
ちなみに、我が自民党神奈川県連の代表である会長も、神奈川県内の党員による選挙で決めることになっています。
Q. 誰でも投票することが出来るのですか?
A. いいえ、総裁選挙で投票できる人(有権者)は、選挙の行われる年から前2年連続して党費を納めていただいた党員の方々と、同じように会費を納めていただいた自由国民会議の会員の方々です。今回の総裁選挙の有権者は、平成16年と17年に連続して納めていただいた方となります。
Q. 投票はどのように行うのですか?
A. 郵送での投票となります。全国47都道府県の自民党支部連合会(以下、都道府県連)から、有権者の方々に往復はがきで作成した投票用紙を郵送します。返信はがきの部分が投票用紙となっていて、投票したい候補者1名の名前を書いて投函していただきます。公正を期するため、国会議員の投票が行われる日まで所定の郵便局に留め置きます。
Q. 投票の内訳はどうなっているのですか?
A. 国会議員票は1人1票で、6月28日現在403票(衆議院・参議院の議長は国会議員票を投じられないことになっていて、衆議院議員292票+参議院議員111票となります)。
党員票は合計300票になるように都道府県連に割り当てられます。
従って、今回の総裁選挙は、国会議員票403票+党員票300票=703票で競われます。
Q. 党員票(300票)はどのように配分されるのですか?
A. 最初に各都道府県連に3票づつ配分(47都道府県×3票=141票)され、残りの159票を各都道府県連の有権者数に応じて配分されます。前回の神奈川県の党員票は、3票+6票=9票でした。
Q. 各都道府県連の票はどのように計算されるのですか?
A. 開票作業を各都道府県連が行い、指定の計算方法(ドント式)にて獲得票を算出します。
※ドント式による得票数の算出例(9票を算出)
各得票数を1から順に整数で割り、算出された数の多い順に票数を出します。
○○県での得票数 | A候補 | B候補 | C候補 | D候補 |
35000 | 10000 | 8000 | 3000 | |
1で割る | 35000 | 10000 | 8000 | 3000 |
2で割る | 17500 | 5000 | 4000 | 1500 |
3で割る | 11667 | 3333 | 2667 | 1000 |
4で割る | 8750 | 2500 | 2000 | 750 |
5で割る | 7000 | 2000 | 1600 | 600 |
6で割る | 5833 | 1667 | 1333 | 500 |
獲得票数 | 6票 | 2票 | 1票 | 0票 |
Q. 立候補は誰でも出来るのですか?
A. 自民党に所属する国会議員であり、尚且つ、自分以外の国会議員20名から候補者として推薦された者でなければなりません。
Q. 総裁の任期は何年間ですか?
A. 3年間です。但し、2回までは総裁選挙に立候補することができます。
Q. 今回の総裁選挙はいつ行われるのですか?
A. 7月中旬に正式に決まります。未定ではありますが9月8日告示、9月20日に国会議員の投開票及び、党員票の開票が行われることが予想されています。
前回総裁選挙の開票風景 / 平成15年投票用紙発送作業