神奈川県内の自民党系市町村議員で構成する、かながわ自民党市町村議員協議会は、茨城県大洗町の東日本大震災被災地からの復興に関する視察と、日本最大の戦争遺構群である、筑波海軍航空隊記念館視察の視察を2月2日に実施いたしました。
最初の訪問地、大洗まいわい市場では、公務の合間を縫って駆け付けて下さった「今村和章」大洗町議会議長からご挨拶いただき、大洗町まちづくり推進課並びに観光商工課の方々による震災当時の被害の様子や官民一体となった復興、そして、観光客減対策として実施している復興観光キャラバンに関する研修を受けました。
神奈川県でも大地震が発生した際は、津波被害が想定される地域もあることから、参加者からは日頃の備えや、今後の津波対策、また行政の役割りなどについて質問が相次ぎました。
また、「ガルパン(アニメ「ガールズ&パンツァー」)」で大洗を元気に!と題し、常盤良彦様・大里明様が仕掛け人となり進められている、町おこし事業に関する研修では、商店主らもアニメを楽しみ、アニメファンが町のファンになった、アニメ誘致で唯一成功している町であること、商店街だけでなく、行政や商工会などの後押しがあったからこそ成功した、商店主だけでなく町の皆が楽しんでやることが大切だと、町おこし事業成功のヒントについて解説いただきました。
3か所目の訪問先は、存続が危ぶまれている、笠間市に残る、日本最大の戦争遺構群「筑波海軍航空隊記念館」、当時はゼロ戦パイロットを養成する施設だったそうです。お越しいただいた久須美笠間市副市長からは施設の重要性についてのご挨拶があり、金澤大介事務局長からは「戦争はあってはならない」という子供たちへ教育の場として広く知ってもらい、活用してほしいとのお話がありました。ここは、2009年に公開された映画「永遠の0」のロケで使用されたことで認知された本物の日本軍の施設です。今後は県と市の協議により存続の方向となるようですので、是非訪問してほしい施設だと実感いたしました。
これからも、できるだけ現場に出向き、体感・実感することができる視察や研修の実施を通じて、各議会での活動に活かしてまいります。
◆リンク
「大洗まいわい市場」,「割烹旅館 肴屋本店」,「筑波海軍航空隊記念館」,「ガールズ&パンツァー」
◆実際の日程 実施日:平成28年2月2日(火)
8:00 集合・出発 横浜駅西口「天理ビル前付近」 10:45 大洗リゾートアウトレット |