県連女性局は、「お互いさま」の精神により、東日本大震災の被災地である東北に寄り添い、自分達ができる応援として、これまで10回の東北応援旅行を実施して、多くの女性党員の方々に参加いただきました。
今回は、令和6年の元日に発生した能登半島地震の被災地であり、そしてまた9月の奥能登豪雨により再び大きな災害を受け、避難先や被災地での不自由な暮らしを余儀なくされている方々が大勢いらっしゃる石川県能登に行って、泊まって・美味しいものを食べて・お土産をたくさん買うことが、女性局ができる応援だと考え『北陸応援懇親旅行』を令和6年12月11日(水)~12日(木)、20名の参加者により実施いたしました。
現地までの往復に北陸新幹線を使用することとしたため、集合場所を東京駅としたところ、参院神奈川県第六支部「わき雅昭」支部長が見送りに駆けつけて下さいました。
初日は新幹線と特急を乗り継ぎ、能登半島の和倉温泉まで移動、宿泊地である「のと楽」にて、発災時の混乱から今日までの復旧・復興に関して、防災士であり石川県小松市選出「八田知子」県議と、地元七尾市選出の「清水真一路」県議から、和倉温泉には24件の温泉宿が営業していたが、現在までに通常営業を再開できたのは僅か4件のみである。これまで大きな災害もなく、宿泊者分の避難先を設定していなかったため、避難所が混乱していた状況であったことなどお話をお聞かせいただきました。
翌日は、朝8時に宿を出て地震後の大火事により200棟以上が焼失した輪島に向かい、輪島市産業部観光課の橘さんにご手配いただき、輪島の消防団員であり商店街で履物屋さんを経営している語り部の多田見さんのご案内で、焼失した輪島の街を視察いたしました。瓦礫は片付いていましたが、地震によりマンホールが飛び出し道路に溝や隆起がある箇所や、川の水位も下がって肝心な初期消火が思うようにできなかった状況などをご説明いただいた後、唯一営業中の酒屋さんで酒粕や地酒などのお買い物をし、近くのショッピングセンター、ワイプラザ内で規模を小さく営業を開始した「輪島出張朝市」にて特産品のお買い物を楽しみました。
次に、のと鉄道の穴水駅から七尾駅にて9月から運行を始めた「語り部列車」に乗車して、車窓の風景を眺めながら、列車の中で語り部さんから震災や豪雨被害についてお話をお聞かせいただき、能登食祭市場や金沢駅でのお土産物などお買い物を楽しんで帰路につきました。
これからも、女性局は自分たちができる被災地応援を継続して実施してまいります。
「絆 がんばろう日本!北陸応援懇親旅行」
○実施日 令和6年12月11日(水)~12日(木)
○宿泊地 石川県能登半島「和倉温泉『のと楽』」
○行 程
12月11日(水)
10:00 集合「東京駅八重洲中央口」
10:33→13:36 「東京駅」出発(北陸新幹線、昼食は車内で駅弁)→金沢駅
14:00→15:02 「金沢駅」出発(特急かがり火)→和倉温泉駅
15:30 宿着 「のと楽」
16:00~17:30 「八田知子・清水真一路」石川県議との交流・講話
18:00~ 夕食懇親会
12月12日(木)
8:00 宿発 〈バス移動〉「輪島駅ふらっと訪夢(休憩)」
9:30~10:15 「輪島朝市通り」語り部さん案内・講話
10:25~11:10 「輪島出張朝市inワイプラザ」特産品お買い物
12:12~12:54 「穴水駅→七尾駅」のと鉄道、語り部列車乗車・講話
13:05~13:45 「能登食祭市場」魚介や北陸特産品お買い物
(昼食はバス内で松乃鮨名物 玉宝(玉子で巻いた太巻き))
15:15 「金沢駅」着(電車の時間まで駅内でお買い物)
15:57→18:28 「東京駅」解散